大社臨と津和野臨
平成16年頃〜
お話は前後しますが、それまでの撮影対象は殆どSL列車のみに限られていた小生も、
撮影仲間や多くの方の作品の影響、また嘗ての山陽特急やブルトレへの思いもあり、
SL以外の車両への興味も遅ればせながら湧いて来たのはつい最近になってからでした。
平成16年、やまぐちの撮影仲間に連れられ初めて大社臨の撮影に伯備線を訪れ、
次から次へとやって来るJR西日本のジョイトレ群に新たな撮影対象の楽しみが加わりました。
また、若かりし頃訪れた布原や備中神代の当時と殆ど変らない風景も非常に懐かしく、
電化路線ではありますがその魅力を再認識したのでした。
当初はSL以外の車両に対する知識も少なくその貴重さも全く認識していませんでしたが、
徐々に知識も楽しさも増し、また更に時期的に「雪景色」の中での撮影という新たな楽しさも
加わっていくのでした。
その頃の大社臨は、DD51・DE10・EF64等が牽引する、なにわ・あすか・きのくに・旅路・岡サロ等の客車、
パル・SUN-IN・ゆめじ等の気動車・電車もあり、
更に本来の伯備線のロクヨン貨物・寝台電車サンライズもあり、それまでのSL一辺倒から
「なんでも屋」へと変化していくのでした。
しかしながら、車両の老朽廃車や利用客の減少もあったようで、
残念ながら平成22年頃からは全く運行されなくなってしまいました。
平成16年1月 初めての大社臨 EF64＋旅路
平成17年1月 大社臨の有名撮影地「ネウクロ」にて。DD51＋サロンカーなにわ
SL以外のものにこんなにファンが集まるものかと驚いたものでした。
一方ホームグラウンド山口線では、大社臨とほぼ同時期にDD51＋旅路による津和野臨の運行がありました。
14系客車「旅路」は宮島の大鳥居マークも誇らしく地元広島唯一のジョイトレ客車であり、
特にDD51とセットでの真っ赤な編成は雪景色のなかで鮮やかな存在感があり、
写欲をそそられる被写体でした。
その旅路も寄る年波には勝てず、平成19年引退となり、
最後のさよなら列車は津和野臨ではありませんが、HMも付けられ帰らぬ「旅路」となってしまいました。
平成19年2月 山陽本線上の津和野臨「旅路」。 大島大橋と四郎谷、どちらも小生の好きな場所です。
平成19年9月30日 HM付で運行された「さよなら旅路」
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