蒸気機関車

すべてはここから始まった　その３

初めての遠征・・・「布原」

昭和46年夏(中学2年)

呉線の電化で同様に鉄の道に進み始めた同級生と、憧れの布原へ。

ご存知の通り、布原のD51三重連は朝9時過ぎ発の貨物列車であり、どうやっても広島から間に合う列車は
無く、協議の末、三重連は無理でも重連だけでもいいから行こうという結論で旅程を計画。
広島から芸備線/木次線経由米子行きの夜行急行「ちどり」で早朝の米子から一旦布原を通過し新見から
戻るというルートでした。
当時の布原は信号場で時刻表には載っていませんでしたが、芸備線の列車だけは布原で客扱いをしていたと
記憶してます。

結果、我々の乗った列車が布原で三重連貨物と交換、
なんとか発車する後ろ姿だけは見ることできたのでした。

　布原　2492レ

布原では、我々と入れ違いにこの三重連をまともにGETした諸先輩方が満足そうに退散していく中、
すでに閑散とした憧れのあのお立ち台に立つことができたのでした！

布原　464レ

布原　452レ

お粗末なカメラに安物のネガカラーフィルム、
おまけにただ蒸し暑いだけのドン曇りで、煙もこのありさまでしたが、
結果はどうあれ、一丁前にこの地で撮影したことが、この先の自信となっていくのでした。　

布原　921レ

布原　922レ

つづく