蒸気機関車

すべてはここから始まった　その２

汽車に会いたくて…岩国/備中神代

昭和46年冬春(中学1年)
　　　

呉線電化後、近場の広島まで行けば、芸備線・可部線などでいくらでもSLに会えることが分かった
ものの、この「いつでも行ける」という余裕が結局は一度も行かないままSLはどんどん消えていって
しまうのでした。

汽車に興味を持ち始めたものの、
既にEF58牽引に変わった呉線の客車列車が同級生の間で格好の遊び場となったのでした。
呉線の客車列車は昔から長大編成で、ほとんどの駅で最後部はホームからはみ出してましたが、
駅に到着すると列車が停止する前に線路に飛び降り、発車も列車が動き出してから追いかけて飛び乗る。
そんな遊びが面白くてたまらない時期でした。

そんな中、呉線電化後も山陽本線上にD51牽引の客車列車が広島−岩国間でまだ走ってることも知り、
冬休みこの列車には一度乗りに行ったことがありました。

昭和46年1月　山陽本線　広島−岩国　621レ

この後春休みには何故か備中神代へ。
この時期には既に芸備線は無煙化されここまで行かないとSLに会えなかったんだと思います。
数時間駅で遊んだだけでしたが、この後新見まで乗車した列車がなんとD51三重連でした！

備中神代　923レ　D51409

備中神代−新見　924レ　D51+D51+D51

そんなことをやってるうちに、いつの間にか広島近辺からSLは消え去り、
徐々に遠方に行かざるを得なくなったのでした。

つづく